珪藻土の室内壁を綺麗にしたい。【小工事】

2021年8月25日

「珪藻土の室内壁が汚れたので、なるべく安く綺麗にしたい。

渋谷区のSさんから、アイビークラフトの公式アカウントにLINEのチャットでご相談がありました。

綺麗にするためには、清掃するのがいいのか、上から塗るのがいいのか、塗るのであれば何を塗るのがいいのかを含め、相談して決めたいご意向です。

汚れた珪藻土の室内壁を綺麗にする方法について、ネットでいろいろ調べたものの、適切な情報を得られず、困っていたとのこと。

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塗装屋さんに現地調査を依頼。

現実的には、珪藻土の壁をクリーニングで綺麗にするのは難しいため、塗装屋さんに相談することとしました。

そこで、世田谷のベテランの塗装屋さんに、現地調査をしてもらえるか相談したところ、快く引き受けてくれました。

現地調査で壁の汚れの状況を確認。

塗装屋さんに同行し、Sさん宅に訪問しました。

Sさん宅のマンションは、築年数はかなり経過しているようですが、お部屋の中に案内していただくと、おしゃれにフルリノベーションされています。

壁の汚れの状況は、事前にSさんから画像で共有していただいていましたが、実際の状況を確認し、対応策について、塗装屋さんとSさんとで話し合って方針を決定します。

汚れの原因は、チョコレートが壁に付着したものでした。

チョコレートが大好きなお子さんが、チョコレートがついた手で、壁をあちこち触ってしまった際に、ついた汚れでした。

一般に、塗装で濃い色の汚れを見えなくするためには、下地処理剤の塗装を含め、何度か重ね塗りをしなければなりません。

そうすると、塗料が乾くまでの時間を必要とするため、施工が何日かにわたってしまい、日数分の人工代がかかってしまいます。

Sさんと話をされて、濃い色の塗料で塗装することで、重ね塗りの工程を削減し、人工代を減らす方針で検討されました。

そして、キッチンタイルの色と同じ紺色の珪藻土で上塗りすることになりました。

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アイビークラフトの活用方法。

アイビークラフトの活用方法は様々です。

1.材料等をすべて自分で用意し、施工方法を教えてもらう、手伝ってもらう。
2.材料等をすべて自分で用意し、施工の部分をクラフトマンにお願いする。
3.材料の手配も含めて、すべてお願いする。

依頼に対してクラフトマンに支払う報酬は、クラフトマンの拘束時間や手間が少ない「1」が一番少なく、「2」、「3」と順に多くなっていきます。

「自分がどこまで手間暇をかけて関わるか?」
「自分がどこまでであればできるのか?」
「予算をいくらにするか?」

アイビークラフトは、それぞれの依頼者の方のご意向やご事情に応じて、上手に使い分けて活用することができます。

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珪藻土の色変更。

塗装の当日になりました。

職人さんとSさん宅に伺います。塗装の施工はこの職人さんが行います。

現地調査の段階では、紺色の珪藻土で上塗りする方針で進めていましたが、その後、Sさんから相談があり、紺色にすると、部屋全体が重たい印象になることを懸念されていました。

再度、塗装屋さんと相談し、重ね塗りの工程が増えてしまいますが、現状と同じ白い珪藻土で上塗りすることに変更しました。

養生の開始。

いよいよ養生の開始です。

テープ付き養生シート「マスカー」で床の養生をします。

棚の出っ張り部分やコンセント部分には、マスキングテープを貼ります。

食器などが入っている棚の面部分には、マスカーとマスキングテープを併用し、丁寧に養生をするめます。

慣れた手つきで、あっという間に養生が完了しました。

塗料の準備。

養生が完了すると、塗料の準備です。

白の珪藻土に水を入れて、パワーミキサーで練り合わせます。室内壁の上塗りに適した配合にします。

手で混ぜるのは大変ですが、パワーミキサーを使えば、あっという間に練り合わせが完了。

1回目(1日目)の塗装。

塗料が準備できると、塗装に着手します。

壁の端や入隅部分などは刷毛で塗り、壁面の広い部分はローラーで塗ります。

チョコレートによる汚れは、アップで見ると、かなり強い汚れです。

汚れが強い部分は、より丁寧に珪藻土を塗っています。

ローラーと刷毛で丁寧に塗り進めるうちに、強く汚れていた部分もきれいな白に変わってきました。

全体の塗装を終え、汚れが強い部分も白くなった段階で、本日の塗装作業は終了です。

2回目(2日目)の塗装。

重ね塗りするためには、1回目に塗装した塗料が乾くまで待つ必要があります。

1回目に塗装した時点で、汚れの強かった部分も、かなり綺麗に見えましたが、乾く過程の中で、下の汚れが浮き上がってくるとのこと。

珪藻土は早く乾く性質の塗装剤であるため、翌日にはもう乾いています。

2日目になりました。

前日、綺麗になっていたはずの場所も、確かにうっすらと下の汚れが透けて見えています。

再び、ローラーと刷毛を使い、全体的に重ね塗りを進めます。

汚れが浮き上がってきている箇所は、より丁寧に重ね塗りをしていきます。

塗装完了。

塗装が完了しました。

まるで新築の壁のように、真っ白で綺麗な壁になりました。

チョコレートの汚れが強かった部分も真っ白です。

Sさんご夫婦も、ご満足な様子です。

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