雑貨店のバックヤードに棚を設置したい。【小工事・小修繕】

2020年2月3日

「店舗の内装変更工事をしたのですが、追加で何か所か変更したい。」

文京区で雑貨店を営んでいるUさんからのご連絡でした。

雑貨店の内装リニューアル工事を工務店にお願いされて、工事が完了された直後のご様子。

工事は完了したものの、イメージしていた出来と少し違っていたようで、アイビークラフトのコンシェルジュサービスにご相談がありました。

イメージと異なっていた工事の修正工事を含め、やり切れなかった細かい工事も追加で依頼したいとのことでした。

そこで、Uさんの雑貨店から近くにお住いのクラフトマンの方に相談してみたところ、快く現地調査を引き受けてくださいました。

助成金の関係で、どうしても年内に完了したいとのことで、急ぎ現地調査に。

Uさんの雑貨店は、いわゆる谷根千エリアに位置し、駅からほど近いおしゃれなお店が建ち並んでいる場所にありました。

お店でお話を伺うと、ご依頼は大小含めて全部で5か所の小工事。

・バックヤードに収納用の棚を設置
・商品陳列棚の改修
・陳列棚にハンガーパイプの取付
・神棚の製作と取付
・店頭スタンド看板の装飾

この機会に「気になっていたことを、まとめて修繕できたら嬉しい。」とのお話しでした。

アイビークラフトの活用方法。

アイビークラフトの活用方法は様々です。

1.材料等をすべて自分で用意し、施工方法を教えてもらう、手伝ってもらう。
2.材料等をすべて自分で用意し、施工の部分をクラフトマンにお願いする。
3.材料の手配も含めて、すべてお願いする。

依頼に対して支払う報酬は、クラフトマンの拘束時間や手間が少ない「1」が一番少なく、「2」、「3」と順に多くなっていきます。

「自分がどこまで手間暇をかけて関わるか?」
「自分がどこまでであればできるのか?」
「予算をいくらにするか?」

アイビークラフトは、それぞれの依頼者の方のご意向やご事情に応じて、上手に使い分けて活用することができます。

Uさんと相談し、今回はスペースの採寸や、必要な材料やネジを含めた部品も全てお願いすることとしました。

予め材料を加工して用意していただき、後日改めて5か所まとめて施工してもらうことに。

バックヤードに収納用の棚を設置。

工事の当日になりました。

今回のご依頼の前に、内装リニューアル工事で店内にパーテーション(仕切り壁)を設置されていたのですが、その壁面の上部に新たに収納用の棚を設置したいとのご希望。

また、棚に置いたものが地震などで落下しないように、棚板の端部に落下防止の立ち上がりを付けておきたいとのご意向でした。

店内からは見えないバックヤードなので、見栄えよりも機能とコストを重視して、材料もお任せしてあります。

事前に材料は準備してありますので、施工そのものはあっという間にできていきます。

写真のように、大小2段の棚を上下に設置してもらいました。

二段目の小さな棚板は、商品陳列棚の使用しない棚板を加工して流用することにより、費用を抑える工夫をしています。

商品陳列棚の改修。

写真の商品陳列棚は、内装リニューアル工事の際に、工務店さんに依頼して作ってもらったものでした。

しかし、Uさんが依頼していた内容とは若干異なる出来上がりになっており、想定していた商品の陳列ができなくなっていました。

ご希望としては、最上部にもう一段浅目の棚を設置し、小さめの商品を陳列したいとのことでした。

しかし、棚板の色を合わせる必要があり、新たに棚板を制作すると、微妙に色味が変わる可能性があります。

そこで、使用していない棚板を加工して流用することにより、同色の部材で、かつ低コストで棚を改修することとしました。

神棚の制作と取付。

商売をされているお店には、たいてい神棚があります。

Uさんの営む雑貨店にも、バックヤードにお札が並んでいました。

左の写真のように、お札はスチールラックの最上段に置かれているのですが、本来、神棚はもっと高い位置にある方が望ましいものです。

そこで、右の写真のように、がっちりとした立派な神棚を作って設置してもらいました。

店頭スタンド看板の装飾。

長くご利用されている店頭スタンド看板は、風雨にさらされ多少色あせて、幾度かの転倒による傷などもある状態でした。

Uさんはこの機会に、スタンド看板を綺麗に塗りなおし、イメージも少し変えてみたいとのことでした。

Amazonなどで新しく購入しても、それほど高額なものでもないでしょうが、まだ使えるし、いくらかの愛着もお持ちのご様子です。

Uさんは塗料も刷毛もすでにお持ちですので、簡単な塗装であればご自分でできます。

今回は看板のフレームを採寸してもらい、フレームの上から板材を張り付けてもらうことにしました。

「この板材は黒に塗装するとかっこよくなりますよ。」とのアドバイスでしたが、Uさんはこの色の組み合わせが気に入って、脚部の色落ち部分のみを塗りなおすこととし、しばらくこのまま利用してみることにされました。

黒の塗装はいつでもできますしね。

小さな要望へのきめ細やかな対応。

陳列棚のハンガーパイプの設置も完了し、すべての作業が無事に完了しました。

事前の現地調査でUさんのご意向をヒアリングし、採寸したうえで材料の手配と加工を済ませて当日に臨みましたので、当日の作業時間はものの数時間でした。

工務店さんなどには依頼しにくい小さな工事を、きめ細やかに、かつ全てに対応してくれたことに、Uさんからは

「この度はどうもありがとうございました。 依頼通り、いえ、それ以上の出来上がりでとても満足しております。」

とのコメントをいただきました。

ご相談があった当初は、内装リニューアル工事をお願いした工務店さんのお仕事に、少し不満気なご様子でした。

そういうことが1度あると、今度もまた心配になるものです。

一方、職人さん個人は、人間味があり、親切な方が多いと思います。

しかし、会社として請けている仕事となると、自分の考えや親切心だけで安易にお客さんの意向を汲み取ることもできないのでしょう。

今回の小さな作業に対するきめ細やかな対応は、クラフトマンと依頼者の方が同じ人間同士として、小さな困ったことに対して親切心で応えるという、「職人個人と依頼者を直接つなげるアイビークラフトならではの良さ」を改めて実感できた、心温まる事例でした。

アイビークラフトのサービス提供は終了しました。

住み替えとともに、棚やハンガーパイプ、雲梯(うんてい)、ボルダリングの設置などをご希望の方は、不動産デジタル仲介サービス「renolty(リノルティ)」をご利用下さい。

不動産デジタル仲介サービス「renolty(リノルティ)」

https://renolty.jp/